港南台病院 放射線科
ごあいさつ
はじめまして、港南台病院 放射線科です。
「放射線科って病院のどこにあるの?」と云う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そうなのです!当放射線科・・・通称「レントゲン室」は、1階外来フロアの奥深い一画に、そしてもうひとつの「CTスキャン室」は地階フロアの片隅に(ひっそりと?)たたずんでおります。
ご利用の皆さまには放射線科〜レントゲン室、CT室の場所がわかりづらくご不便をお掛けして申し訳ございません。
皆さまに安心して検査を受けて頂けるよう、「患者様にやさしい検査」と「診断により有効なエックス線画像の提供」をモットーにスタッフ一同頑張っております。
当科で行なわれている検査のご紹介
(1)一般撮影室
通常の”レントゲン写真”の撮影です。皆さんよくご存知の胸部(肺・心臓)や腹部(お腹の各種臓器)を始めとして、頭のてっぺんから背骨、手足の先までの撮影を行なっております。
必要に応じて、立って撮影をしたり寝て撮影をしたり、又前を向いて撮影したり横を向いて撮影をしたり・・・と、ひとつの向きでは見えにくい情報も方向を変化させることで、より明確な情報が得られます。
- 撮影室と装置が新しくなりました。 スペースは決して広くありませんが、車椅子やストレッチャーのままでの撮影も可能です。 又、上下動可能な撮影台を導入しておりますので安全かつ負担の少ない乗り降りが可能です。
- 前回検査との比較も便利なフィルムレス・モニター診断システムを導入しています。
(2)X線テレビ室(透視室)
バリウムを使用した胃や腸の検査、点滴造影剤を使用した腎臓や胆嚢の検査などを行なっております。
- DR装置(デジタル装置)を導入しました。横浜市の胃がん検診を受け付けております。(要予約)
- 昔に較べるとバリウムは量も少なく飲みやすいものになったようです。
- 左側は大腸、右側は腎臓、尿路の造影検査画像です。
骨密度検査のご紹介
骨折を起こし易く、異常を早期に検知出来る腰椎部、大腿骨部の骨密度を直接測定出来る装置を導入しました。
検査時間は約10分以内で、仰向けに寝て両脚をやや内側に向けて検査を行ないます。痛みなどは伴いません。
検査は、現在骨粗鬆症の診断と治療効果の判定に有効といわれているDEXA法(二重エネルギーエックス線吸収測定法)にて行ないます。気になるエックス線量は胸部レントゲンの1/10程度とごく僅かの量です。
骨粗鬆症のご心配のある方は、整形外科外来、総合診療科外来にて医師、スタッフまでお気軽にご相談ください。又、人間ドックや健康診断のオプション検査としても検査を受けることが可能ですので、ご希望の方は医事課受付にてお申し出ください。
(3)CTスキャナー室
2021年5月からキャノン社製16列32スライスCTを新たに導入し検査を行なっております。従来までのマルチスライスCTに較べ
- 平均30%程度の被ばく低減が果たせています。
- 呼吸止めの時間が短縮でき、かつ身体の広い範囲を微細に検査することが可能となりました。
- 画像作成スピードが格段に速くなり診察室への画像提供もスムーズになりました。
- 肺気腫や内臓脂肪の解析が可能となりました。
- 中心のトンネル径が広くなり心理的な圧迫感が軽減されました。
- 被ばく線量を低減しつつ、縦断面の鮮明な画像も得られます。
(4)ポータブル撮影(回診用エックス線装置)
移動型のエックス線装置で、安静維持のためベッド上から移動出来ない患者様の撮影を行なっております。